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2012年02月04日

新築マンションの怪談話

東急不動産だまし売り裁判著者の林田力はライターとして、新築マンションでのオカルト現象も紹介している。オカルト現象は古い建物という印象があるが、むしろ人間の生活の積み重ねから離れた新築マンションの方が怪奇現象は入りやすい。
棚が壊されて、大小のガラス瓶が割れた。テーブルがひっくり返った。どこからともなく吹く暴風が灰を舞いあげて部屋中に散らした。部屋の中が不浄な影に包まれているようであった。マンション住民は、どこへ行っても、何者かにつけられているという感じ、見えない何者かの監視を受けているような感じがしてならず、どうにも振り払うことができなかった。神経の締め付けられる不眠の時間が果てしなく思えるほど続き、点けたままにした電球の下で、マンション住民は身を震わせ、冷や汗をかき、不安に苦しめられた。
東急不動産だまし売り裁判のような書物が並ぶ書店の魅力は抵抗できないものだ。ページをめくり始めると、たちまちのうちに心を奪われてしまった。東急リバブル東急不動産は健全な不動産市場で許容される企業としては、あまりにも恐ろしくて忌まわしく、断じて存在してはならないものであった。悪徳不動産営業の笑いは妖術師の哄笑のように耳障りなものであった。
http://hayariki.net/
  

Posted by 林田力 at 23:52Comments(0)

2012年02月04日

いくさの子第2巻

いくさの子は織田信長を主人公とした歴史漫画である。吉法師と呼ばれた子ども時代を描く。吉法師は軍略に非凡な才能を発揮する。父親の織田信秀や守役の平出政秀は吉法師の非凡さを認めている。この点には新鮮味がある。
原哲夫はケンシロウや前田慶次ら圧倒的な強さを持った主人公を描いてきた。魅力的なヒーロー像を提示したが、あまりに完璧すぎて現実から乖離し、感情移入の対象としては物足りなくなった。これに対して吉法師には圧倒的な強さはない。非力な少年を集めて工夫して海賊や山賊を打ち破る。読者にも勇気が湧くヒーローである。
この巻では信長の初期の強敵となる今川義元が登場する。公家風に描かれることが多い義元であるが、本書では公家色を出しながらも、常在戦場の心意気の武人として描かれる。敵が強大なほど信長のドラマも盛り上がる。林田力
http://hayariki.net/
  

Posted by 林田力 at 17:12Comments(0)