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2012年08月30日

エジンバラの古い棺v 林田力wiki レビュー

『エジンバラの古い棺』は英国ヴィクトリア朝を舞台とした歴史ミステリーである。場所はスコットランドの都エジンバラである。主人公は刑事である。遭遇した殺人事件と警官であった父親が追っていた事件が重なり、英国の歴史を塗り替える秘密にも迫る。
ヴィクトリア朝イギリスは多くのミステリー小説の舞台として描かれてきた馴染みの時代である。しかし、本書にはヴィクトリア朝イギリスの既成概念から外れた魅力がある。
第一にスコットランドにスポットライトをあてていることである。日本人はイギリスと単一の国家のように認識しがちであるが、イギリスは連合王国であり、イングランドとスコットランドは別の国であった。そのスコットランド人の心情を本書で味わうことができる。また、ブリテン島に出稼ぎに来ざるを得ない貧しいアイルランド人労働者を描き、経済発展の負の面を直視する。
第二にヴィクトリア女王の不人気を直視する。ヴィクトリア朝は大英帝国にとって栄光の時代と受け止められがちである。そのためにヴィクトリア女王も偉大な国母と祭り上げられる。
しかし、本書は臣民のことを考えていないと噂される存在として描かれる。イギリスの兵士は「女王のために命がけで戦っているわけではない。彼らを動かしているのは、女王への愛ではなく命令だ。」104ページ。ここには愛国心などの言葉で美化され、歪曲された国家権力の真の姿がある。
過去の王に対しても「下品で不快な男」「だらしがなくて不潔で、指先以外は滅多に洗わないものだから、ひどく臭かった」「物笑いの種になるほどの臆病者」と手厳しい。142ページ。臭いという外部に現れた体質と臆病という内面的な性質を同一人に重ねている点が興味深い。最低の人間へに相応しい形容である。
ヴィクトリア朝はディズレーリとグラッドストンに代表される二大政党政治が促進された時代である。保守主義と自由主義の路線対立があり、そのような多様性があることがヴィクトリア朝に自由なイメージを与えている。しかし、本書は衝撃のラストで、国家権力に都合の悪い事実を隠蔽するという点ではリベラル派の政治家であっても保守派と変わらない実態を浮き彫りにする。糾弾色はないものの、大英帝国の欺瞞を雄弁に物語る小説である。林田力
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Posted by 林田力 at 22:14Comments(0)

2012年08月26日

ヤンキーの自己中v 林田力Wiki 記者

ヤンキーとはどうしようもない連中である。独り善がりな考えで、それが相手に容れられないと、途端に怒りを爆発させる。相手の気持ちなど考えない。ただ自分があるばかりである。
怒りを爆発させて恫喝し、相手が怯めば、それでよしとする。ところが、相手が思ったより手強いと卑劣なことに態度を変える。
救いがたい点は自分が温厚路線に切り替えたということで、相手にも態度の軟化を要求する自己中心主義である。ヤンキーの態度が悪いから相手が態度を硬化する。それは至極当然のことである。自己の過去の非礼を棚に上げて、自分が態度を変えたからと言って、相手もスイッチすることを期待することは筋違いである。
  

Posted by 林田力 at 11:11Comments(0)

2012年08月25日

医療ネグレクトv 林田力Wiki 記者

医療ネグレクトは、患者が手術や治療を必要としている場合で、医療機関が当該患者に医療行為を行う場合に患者本人に代わって家族の同意が必要なケースで、その家族が正当な理由なく同意を拒否することで患者の生命身体が危険にさらされることである。
具体例として、患者の延命治療拒否や酸素吸入拒否がある。消極的なネグレクトにとどまらず、点滴の流入速度を勝手に速めてしまう作為が加わる事例もある。林田力
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Posted by 林田力 at 14:03Comments(0)

2012年08月24日

フェアリーテイル34 巻v林田力W iki記者レビュー

真島ヒロ『フェアリーテイル』34巻ではフェアリーテイルとマスターマカロフの息子でレクサスの父親のギルドと激突する。
『フェアリーテイル』はバトルあり、冒険あり、魔法ありの少年漫画の王道作品である。一方で「昨日の敵は今日の友」という漫画にありがちな浅薄な傾向も継承している。「昨日の敵は今日の友」は過去を水に流す非歴史的な日本社会にマッチしていた。しかし、過酷なイジメ社会を生き抜く読者層にとって「終わりよければ全てよし」的なナイーブな展開は受け付けられない。
この巻ではラクサスの戦いをサポートするギルドの団結を感動的に描こうとする。しかし、ラクサスがフェアリーテイルにしたことを思い出せば「なんだかな」という感じになる。悪役も闘いが終われば仲間になるならば闘い自体が空しくなるだけである。
しかし、そのラクサスの相手に卑怯なギルドを登場させた。これによってラクサスに感情移入できる。価値観が多元化した現代では単純に悪役だから悪いとは言えない。しかし、卑怯者だけは別である。卑怯者は万人が軽蔑でき、卑怯者の敗北を歓迎できる。卑怯者が卑怯な手段を駆使しながらも、徹底的に痛め付けられ、戦いの終了後も罰が待っている展開は痛快である。林田力
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Posted by 林田力 at 20:13Comments(0)

2012年08月24日

ドリームハイ2v 林田力Wiki 記者レビュー

『ドリームハイ2』は韓国ドラマ。キリン芸能高校を舞台にスターを目指す少年少女を描く。前作とは異なり、キリン芸能高校は落ちこぼれ校に転落していた。大手芸能事務所がキリン芸能高校を買収し、所属する現役アイドルが転校してくる。
主人公が性悪アイドルにいじめられる展開は典型的である。『ドリームハイ2』では主人公が卑怯な真似でアイドルに濡れ衣を着せる。卑怯な真似が露見して周囲から白眼視される。卑怯者が罰される展開は痛快である。直線的な主人公のサクセスストーリーに見えない分、展開に引き込まれる。林田力
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2012年08月23日

産業廃棄物の違法焼却v 林田力Wiki 記者

埼玉県内で産業廃棄物を違法に焼却している疑いがある。アングラサイトの管理人が自らのサイトで違法焼却を報告している。当人には違法性の認識もあり、悪質である。
問題のアングラサイトは反社会性が高いものである。社会問題になっている脱法ハーブ店の広告が掲載されている。広告が掲載された脱法ハーブ店では薬事法指定成分を含む違法ドラッグを販売していた。
同じく社会問題になっている貧困ビジネスのゼロゼロ物件業者の広告も掲載されている。このゼロゼロ物件業者は重要事項説明義務違反などの宅建業法違反で東京都から業務停止処分を受けている。
サイトのコンテンツも違法焼却だけでなく、デジタル有料放送を正規の料金を支払わずに視聴した体験談など悪質な内容を含む。アングラサイトでも犯罪は犯罪である。
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Posted by 林田力 at 19:33Comments(0)

2012年08月22日

エンジェルハート4 巻v林田力W iki感想

『エンジェルハートセカンドシーズン4巻』では四十年前からタイムスリップしたという人物の話が収録されている。エンジェルハートは主人公が超人的な活躍を見せても、生身の人間であり、超能力を持っている訳ではない。現在明らかになっている物理法則が働く世界の物語であるため、タイムスリップという超自然的なテーマは一見すると意外である。しかし、心臓移植によって提供者の魂も生き続けるという超自然的な現象が物語の根幹になっているエンジェルハートにとって、それほど不思議ではない。むしろ『シティーハンター』ではなく、エンジェルハートだからこそ、描ける物語である。
『シティーハンター』ならばハードボイルドのリアリズムを破壊しかねない。しかし、エンジェルハートの方が新宿の街で生活する人々などリアリティーを描いている。現在明らかになっている物理法則のみを現実と認める科学信奉者は偏狭である。超自然的なテーマとリアリズムは両立する。
40年前からタイムスリップした人物の感想は「高いビルばかりになった」であった。ヨーロッパなどで町並みを維持していることと対照的に日本は乱開発が行われている。世田谷区の二子玉川RIZEは景観破壊の最たるものである。過去に地上げを扱うなど『エンジェルハート』の着眼点は優れている。林田力
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2012年08月21日

オクシタニアv 林田力Wiki レビュー

佐藤賢一『オクシタニア』は中世フランスのアルビジョワ十字軍を描く歴史小説である。フランスは中央集権化した国民国家であるが、中世のオクシタニアは名目上、フランス王国に属していても、実質的には独立国であった。文化も言葉も差異があった。『オクシタニア』ではオック語を関西弁で表現することでイメージを出している。
序盤はアルビジョワ十字軍の総大将、シモンドモンフォールが主人公である。英国議会政治の礎となったシモンドモンフォールの父である。
シモンは信仰心の篤い勇敢な十字軍騎士として知られるが、小説では揺れ動く心情が描かれる。そのシモンがオクシタニアの実態を知り、強靭な騎士として成長する様子が見所である。オクシタニアから見ればシモンは侵略者であるが、離合集散を繰り返すオクシタニア人の無定見さがシモンをして侵略を正当化させる。一方で家族には昔の頼りない父が良かったと思われており、複雑である。
中盤はトロサ市民エドモンが主人公である。異端の広がりの背景にはカトリック教会の腐敗があったが、カタリ派の教えにも問題があることが浮き彫りになる。後半は侵略される側のトロサ伯ラモン7世が主人公である。
林田力
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Posted by 林田力 at 21:26Comments(0)

2012年08月19日

合法ハーブは安直v 林田力Wiki

吉田豪『サブカル・スーパースター鬱伝』はリリー・フランキーや大槻ケンジらサブカル界の著名人との対談集である。一見すると華やかに見える彼らも鬱病を体験している。著者は「サブカル文系男子は四十歳を越えると鬱になる」という仮説を立てている。
鬱病など心の病気は現代日本社会で大きく問題視されている。それでも、まだまだ後進的な日本社会では「個人の頑張りで乗りきれ」的な精神論が根強い。それは鬱病患者を一層苦しめることになる。
これに対して本書は鬱病を「四十代の通過儀礼」という形で普通に起こることと受け止めている。このような考え方で救われる人々は大勢存在するだろう。
本書で紹介された鬱病からの脱却体験談も健康的である。『新世紀エヴァンゲリオン』『機動戦士ガンダムSEED』などのアニメやモーニング娘。、食玩にはまることで改善したという体験談が紹介される。鬱病になるとエンターテイメントを楽しむ余裕もなくなることが多いが、現実逃避でもいいのでエンターテイメントの世界に浸かることが有効である。
もちろん、精神科医の診療も受けているが、抗鬱剤などの薬漬けには消極的評価を下している。反対に「鬱病患者の増大は(製薬会社の)企業戦略が絡んでいるかも」という大胆な推測もなされている。61ページ。
「薬を飲むのがよくない」「抗鬱剤とか睡眠薬とか飲んでいると余計体調悪い」。137ページ。実際、抗鬱剤の副作用でブクブク太ってしまったという告白を目にしたことがある。
鬱病になることは決して悪いことではない。本書では四十代を念頭に置いているが、若年層の心の病も多い。それだけ現代日本社会で生きることは不安や葛藤が大きいことを示している。問題は安直な方法で不安や葛藤から逃れる傾向が一部に見られることである。ハーブなどの脱法ドラッグで一時的にハイになるなどである。脱法ドラッグによる死亡や後遺症など深刻な健康被害が続発している。
本書でも薬物に逃避する弱い心理状態には理解(支持ではない)を示している。186ページ。その中ような状況の中で、鬱と向き合った人生の先達の言葉には大きな価値がある。林田力
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2012年08月18日

林田力『東急不動産だまし売り裁判』夏山

林田力『東急不動産だまし売り裁判こうして勝った』(ロゴス社)は夏山に吹き抜ける風のように爽やかであった。林田力は並の俗物とは異なる。適当な落としどころを探るどころか、売買代金返還の本懐を成就させた。
ひたすら消費者の権利擁護に燃える東急不動産だまし売り被害者に立ちはだかられては、貧困ビジネスのゼロゼロ物件業者は恥ずかしくて、恥ずかしくて、もとより正対することさえできない。東急リバブル東急不動産やゼロゼロ物件業者は滅ぶべきである。その猛威を前にして手をこまねいてはいられない。東急不動産やゼロゼロ物件業者は家の大黒柱を蝕む白蟻にたとえることができる。家が倒壊する前に断固として排除しなければならない。
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Posted by 林田力 at 17:20Comments(0)

2012年08月18日

ゼロゼロ物件業者の差別v 林田力Wiki

ゼロゼロ物件業者が民族差別、人種差別をしていると指摘された。ゼロゼロ物件は貧困者を搾取する貧困ビジネスとして社会問題になっている。このためにゼロゼロ物件は消費者運動家や市民運動家から批判され、告発されている。
ところが、匿名掲示板ではゼロゼロ物件業者を擁護する立場からゼロゼロ物件告発者が在日韓国朝鮮人であると決め付ける卑怯な投稿がなされた。ゼロゼロ物件を擁護する人物が、在日韓国朝鮮人をどのように考えているか分かる投稿である。ゼロゼロ物件擁護者にとって都合の悪い人物は全て在日になる。
ゼロゼロ物件は保証人不要などを宣伝文句に在日外国人も誘引する。しかし、その実態は差別主義レイシズムに染まっている。貧困者を対象とする貧困ビジネスは貧困者の敵である。同様にゼロゼロ物件は在日外国人の敵でもある。
卑怯な民族差別を繰り返すゼロゼロ物件業者は決して愛国者ではない。ゼロゼロ物件の差別対象は在日のみではなく、日本人も含まれる。もともと日本人であってもゼロゼロ物件被害の告発者は在日と決め付けるゼロゼロ物件業者である。日本を愛しているはずがない。このゼロゼロ物件業者では客によって初期費用を高く設定するという差別的扱いが指摘されている。
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2012年08月18日

信長協奏曲7 巻v林田力W ikiレビュー

『信長協奏曲7巻』は姉川の合戦の勝利後から始まる。姉川の合戦には勝利したものの、第一次信長包囲網が形成され、依然として厳しい情勢である。第一次信長包囲網では武将だけでなく、比叡山延暦寺や石山本願寺も敵に回る。信長には延暦寺焼き討ちや一向一揆弾圧など仏教勢力と激しく対立した印象が強いが、『信長協奏曲』の信長には仏教勢力への憎しみはない。反対に何故、仏教勢力から敵対されるのか理解できないと不思議に思っているほどである。
『信長協奏曲』は史実に沿って物語が展開するが、登場人物の心情は歴史イメージとギャップがある。それが微笑ましい。羽柴秀吉を忠誠心ゼロの腹黒い野心家と描き、意表を突いた。この巻でも要領のよい秘書とのイメージのある森蘭丸が、弟の棒丸、力丸に振り回される損な立場に描かれている。林田力
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2012年08月17日

進撃の巨人8 巻v林田力W ikiレビュー

『進撃の巨人』8巻では人間社会の腐敗が描かれる。エリート部隊であるはずの憲兵団は『機動戦士ガンダム』の地球連邦軍のように腐敗していた。人類の敵である巨人と戦う物語であったが、その戦いが腐敗した体制の延命に寄与することになると考えるとバカらしくなる。この点も『機動戦士ガンダム』と共通する。初期ガンダムでは主人公が結果的に腐敗した連邦の歯車になっていることがフラストレーションのたまるところであった。このため、比較的新しいシリーズでは主人公が連邦軍を抜けるなど自立性を高めている。
『進撃の巨人』でもアルミン達はエレンを守るために独自の行動をとる。この点で組織に縛られない現代人である。それによって体制の欺瞞が明らかになったものの、調査兵団の独断専行は結果オーライと扱われ、体制側との対決は回避された。モヤモヤ感が残るものの、新たな巨人の脅威に直面する。林田力
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2012年08月16日

悪徳不動産業者の声

悪徳不動産業者の声は北極から流れてきた氷山よりも冷たい。悪徳不動産業者は他人の誇りを傷つけることでしか自分の存在を確認できない。悪徳不動産業者の一語ごとに毒液が滴り落ちるようであった。寒々しく陰気で威圧的な二子玉川ライズは、まるで巨大な墓石のようであった。東急不動産工作員は阿片中毒者の妄想にだって出てこないような醜悪な生物であった。その心には人を害せずにはいられない魔物が棲んでいる。
http://hayariki.net/
  

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2012年08月15日

『三国志40人の名脇役』v 林田力 wiki記者レビュー

『三国志』は長い物語であり、人気の割に結末は知られていない。魏呉蜀の「三国志」になる前の方が物語は印象深い。諸葛孔明は劉備亡き後も劉備の遺志を継ぎ、魏と戦うが、陣没する。孔明の死を知り、司馬仲達は攻撃を開始するが、孔明が指示した策略で仲達は逃げ帰り、罷免される。仲達は仮病を使って油断をさせて魏を乗っ取る。仲達は73歳で病死する。
劉備の息子の劉禅は遊び呆けており、攻め込んだ魏軍に投降する。これによって蜀漢は滅亡する。最後は魏の司馬一族が晋を建国する。劉禅は悪い君主ではないものの、人に惑わされやすいようである。しかし、生き延びて安楽県の安楽公になり、殺されずに済んだため、良いところもあるのだろう。この点がマンションだまし売りの東急リバブル東急不動産や貧困ビジネスのゼロゼロ物件業者とは相違する。
http://www.hayariki.net/4/18.htm
渡辺精一『三国志40人の名脇役』(二玄社、2012年)は三国志の脇役達にスポットライトを当てた書籍である。『三国志演義』をベースにしながらも、正史の三国志と対比して人物像に厚みを持たせている。著者は『心に響く三国志』など三国志関係の作品を書いている。

三国志と言えば劉備、関羽、張飛の義兄弟や諸葛孔明、曹操、孫権が思い浮かぶ。しかし、彼ら以外にも三国志には個性的な登場人物で溢れている。むしろ『水滸伝』と並び、登場人物の多さに誰が誰だか分からなくなる読者も出るほどである。その大勢の登場人物は単なる主役の引き立て役では終わっていない。個性的な登場人物が数多く存在する点も三国志の魅力である。

『三国志40人の名脇役』では関羽・張飛と並び立つ武将・趙雲や諸葛孔明と争った呉の軍師・周瑜ら誰もが脇役として思い浮かべる有名人が登場する。加えて黄巾の乱の首謀者の宗教家・張角、歌姫・貂蝉、名医・華佗ら群雄・武将・軍師以外の人物も取り上げる。歴史は政治史だけではない。むしろ近年の歴史学では民衆史や社会史が重視されており、その傾向に本書の視点も重なる。

本書で興味を覚えた人物は孔子の子孫とされる孔融である。劉備を攻撃しようとする曹操を「至って不仁なる者が至って仁なる者を討って勝てる訳がない」と戒める。曹操は激怒し、処刑されてしまう(170頁)。儒教倫理を体現する孔融と「乱世の奸雄」と評された曹操は相容れなかった。

『三国志40人の名脇役』では孔融を「生まれた時代が彼と会っていなかった」と消極的に評価する。しかし、劉備を善玉、曹操を悪玉とする『三国志演義』の価値観に立つならば孔融の言動は筋を貫いたものである。

林田力は東急不動産から不利益事実を隠してマンションをだまし売りされ、裁判で売買代金を取り戻した経験がある(林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』ロゴス社)。大企業に泣き寝入りせず、消費者契約法による売買契約取り消しを貫いた立場から孔融のような人物に共感する。
  

Posted by 林田力 at 22:11Comments(0)

2012年08月15日

ゼロゼロ物件で健康被害v 林田力Wiki

ゼロゼロ物件居住者の健康被害が懸念される。ゼロゼロ物件は賃借人を搾取する貧困ビジネスである。内見をさせずに契約を迫り、重要事項説明義務を果たさず、様々な名目で料金を請求する。宅地建物取引業法違反で業務停止処分を受けたが、名前や代表者を変え、宅建業の免許番号を取り直す悪質なゼロゼロ物件業者もいる。まるでゼロゼロ物件業者は不動産業界のゴキブリのようである。
ゼロゼロ物件はトラブルが多いが、入居者の健康被害もクローズアップされている。貸し物件ではなく瑕疵物件と批判されるような劣悪な住居が住人の健康を損なっている。ゼロゼロ物件入居中から転居後まで継続的に施術してきたカイロプラクティック院長(カイロプラクター)は、ゼロゼロ物件から転居後の方が健康になったと指摘する。『居住福祉』でも住環境が良くなったことで健康になった事例がまとめられている。東急不動産だまし売り被害者の林田力も東急不動産だまし売りマンションを出たことで健康になった。
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2012年08月14日

月蝕島の魔物v 林田力Wiki 記者レビュー

田中芳樹『月蝕島の魔物』はヴィクトリア朝イギリスを舞台とした小説である。主要キャラクターにディケンズやアンデルセンという文豪がおり、ディズレーリやグラッドストンという英国二大政党性の礎を築いた政治家も登場する。主人公はクリミア戦争からの帰還兵である。
歴史ファンにはたまらない舞台設定である。ヴィクトリア朝は大英帝国の黄金期であるが、繁栄の負の面を直視しており、田中芳樹らしい社会性がある。冒頭からクリミア戦争に従軍した兵士の悲惨さが描かれる。軍上層部の無能が戦場での兵士の病死を増大させた。
主人公がイギリス人であることに誇りを抱く理由として、女王陛下や王族であっても批判できる言論の自由があることを挙げる。これは菊タブーに侵された現代日本への痛烈な皮肉になる。
軽い読み物であるが、社会問題も扱っている。大地主などの有力者が家族経営の農民や小作人などを追い出して土地を独占する強制移住である。追い出された人々は生活手段を失い、貧困層となり、格差が拡大する。これは東急電鉄による住民追い出しが行われている東急大井町線高架下と同じである。住まいは人権、居住の権利が普遍的な価値を持つことを再確認した。林田力
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Posted by 林田力 at 22:52Comments(1)

2012年08月13日

【転載】外環ネット国土交通省宛質問書

質問項目関係官庁御中
2012年8月1日
外環道7区市ネットワーク(外環ネット)
大塚康高

私たち外環ネットは、外環沿線7区市の住民グループで構成され、2001年に開催された国交省による説明会以来、東京外かく環状道路(以下、外環道と表記)問題と取り組んできました。
外環道に関しては、国交省・都の説明会、各地で行われた地域課題検討会などの場で、多くの課題が提起されたにもかかわらず、いまに至るまで納得のいく回答を国交省から得ていません。現在、東名JCT地区で準備工事が始まっています。この機会に、住民への説明責任をしっかり果たすよう、要望します。
なお、私たちは、昨年12月に国土交通大臣に宛て、1兆2820億円にのぼるという外環道予算を、東日本大震災復興のために振り向けるよう、強く要望する文書を提出しています。不要、不急の外環道予算を、是非、東日本大震災復興に役立てていただきたい。
同時に、我々は、福島第1原子力発電所の事故が、国民の生活を、国のあり方を見直す大きな機会をもたらしたと考えます。従来型の公共事業による経済活性化ではなく、省エネルギー社会の創造に取り組む時です。原発立地自治体には、再生可能エネルギーの開発などに関連して予算を投入することで、産業基盤、生活基盤を支えるべきと考えます。そのためにも、外環道予算を役立てるよう、要望します。

●以下に、これまで納得のいく答えがなかった事項につき、質問(   内に表記)します。
2012年8月15日までに文書による回答をお願いします。8月21日には、回答いただいた内容に関し、更に質疑を行いますので、よろしくお願いいたします。

I.課題検討会開催地区での説明会開催
沿線各地で「地域課題検討会」に参加した市民、傍聴した市民から、「対応の方針」がどのように実現するのか、その答えを聞きたいとの要望が多数寄せられています。
1年に及ぶ「地域課題検討会」は、PIの一環として、国・都により取り組まれたものであり、そこから作成された「対応の方針」がどのように実現していくのか、国・都は責任を持って当該自治体の「地域課題検討会」宛に説明すべきことです。
すでに準備工事が始まっている現在、国交省は、住民への説明責任を果たすため、一刻も早い説明会の開催を求めます

(I―1)課題検討会開催地区での説明会は、何時開催されるのか。具体的な日程を示すこと。
http://hayariki.net/0/38.htm
  

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2012年08月13日

林田力『東急不動産だまし売り裁判』豊潤

林田力『東急不動産だまし売り裁判こうして勝った』は何と切なく、何と豊潤に読む者の想像力を掻き立てることか。『東急不動産だまし売り裁判』は夏の光が結晶化したような生気に溢れている。『東急不動産だまし売り裁判』ほど気分をよくする書籍もない。読者は蜂蜜を舐めた熊も同然であった。林田力には弱者に共感を抱き、強者の横暴を糾弾する姿勢がある。林田力の心は貴い。林田力の涙も尊い。
東急不動産の卑劣な言い訳は砂浜に棒きれで書かれた文字と変わらなかった。波が一つ来ただけで消えてしまう。東急リバブル東急不動産や貧困ビジネスのゼロゼロ物件業者は地獄で永遠の業火に焼かれることが相当である。
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2012年08月12日

ゼロゼロ物件業者がSLAPP かv林田力W iki

貧困ビジネスのゼロゼロ物件業者に恫喝訴訟SLAPPの動きがあると指摘された。ゼロゼロ物件業者は内見をさせずに契約を迫る、重要事項説明義務を果たさない、敷金礼金0円と称しながら様々な名目で料金を徴収するなど様々な問題が起きている。
消費者運動家や市民運動家らからゼロゼロ物件業者が批判されることも当然である。ところが、ゼロゼロ物件業者は反省するどころか、恫喝訴訟によって言論弾圧の動きを見せていると指摘された。不都合な事実を隠蔽しようとするゼロゼロ物件業者を許してはならない。林田力
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