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2017年09月10日

マイベンチャービジネス

#書評 #起業 #経営
『マイベンチャービジネス』は起業経験記である。著者は最初、消費者向けのパソコン教室で起業するが、失敗する。企業向けのビジネスであるペンライトの開発は軌道に乗る。ここには良くも悪くも今の日本経済の特徴が凝縮されているように感じられる。かつて日本製品は高信頼性の証として世界中の消費者から支持されていたが、今は元気がない。Amazonやウーバーのような新たな消費者向けのビジネスが勃興しているが、日本企業は出遅れている。消費者は経済合理性だけでは動かない。安くて高品質な商品を提供すれば飛び付くとは限らない。消費者はとらえどころのない存在であり、日本企業は消費者向けよりも企業向け取引を重視する傾向がある。大企業の経営企画部にいたような著者の起業が企業向け取引になることは合理性がある。合理性はあるが、大きなビジネスチャンスを逃している。
  

Posted by 林田力 at 13:04Comments(0)