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2017年08月20日

マネジメント

#書評 #経営 #レビュー
ドラッカー『マネジメント』は読み手の立場にとって異なる教訓を引き出せる。昭和の日本型経営に問題意識を持つ人には成果主義的な教科書になる。新自由主義の行き過ぎに問題意識を持つ人には逆に日本型経営の再評価の根拠を見出だせるかもしれない。ドラッカーはかなりの知日派であり、そのような読み方も不可能ではないだろう。たとえば151頁では非効率に見える日本流の意思決定を効果的な意思決定の基本と評価する。
私はロスジェネ世代として世代間不公平を肌で感じており、昭和を礼賛するつもりはなく、どうしても前者の視点が強くなる。
成果主義は大変という批判はステレオタイプ化されている。しかし、日本型経営の方が無限の忠誠を要求され、大変に見える。成果主義は成果だけが求められる。「被用者は、忠誠、愛情、行動様式について何も要求されない。要求されるのは成果だけである」(136頁)
成果主義を徹底し、役割・担当を細分化することの弊害が指摘されることがある。私は逆に皆で頑張ろう的な昭和の集団主義が有害と考えるが、それとは異なる視点から細分化・専門化の落とし穴がある。本書には石切り工の話がある(137頁)。自分の仕事を「最高の石切りの仕事をしている」と答える人と「教会を立てている」と答える人が紹介される。後者はマネージャーである。前者は技能が目的化する危険がある。自分の仕事が一つのビジネスモデルとして成り立っているかを考えなければならない。

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