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2017年10月29日

湖の男

#書評 #小説 #推理小説
『湖の男』はアイスランドの推理小説である。事件を捜査する刑事は家族の問題を抱えている。その話が所々に出てくるので、物語の進みが遅く感じる。シャーロック・ホームズにしろ名探偵コナンにしろ、探偵はあまり私生活の問題を抱えていない。
湖から骸骨が発見される。骸骨は1970年以前のもので、殴られた跡があり、警察は殺人事件として捜査する。ソ連製の盗聴機がくくりつけられており、冷戦時代のスパイ行為が犯罪の背景に浮上する。物語は現在と過去が交互に語られていく。冷戦時代の社会主義国家の監視社会がまざまざと描かれる。
私は子どもの頃にソ連の崩壊に遭遇している。そのために最初からソ連のような社会主義国家の全体主義に否定的感覚しかない。しかし、上の世代には労働者の天国、地上の楽園と本気で思っていた人もいる。その世代ギャップは大きい。現代の日本経済がブラック企業や貧困ビジネスなど問題を抱えていることは確かである。だから資本主義市場経済を否定するのか、市場原理を適正に機能させようとするかアプローチの違いが生じる。


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