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2018年02月17日

ドローンの利活用と情報発信

『地理』2018年2月号は「ドローンの利活用と情報発信」をテーマとする。林野庁が国有林の上空のドローン飛行を禁止するなど行政の対応は問題がある。公有地は役所の私有地ではない。役所の気持ちで許可したり禁止したりして良いものではない。早川由起夫「ドローンによる低空撮影のすすめ」18頁は、これを権利の濫用と民法のアプローチで批判するが、それは私権の広範な制限を正当化しかねない。行政による公有財産の私物化の問題として批判すべきと考える。
印象に残った記事は、高橋裕「福島県の被災地にみるダークツーリズムの可能性(後編)」である。ここで筆者はダークツーリズムには楽しみのダークネスの視点が不可欠であり、それはダークツーリズム振興に有効と指摘する。勇気ある指摘である。
楽しみのダークネスは他人の苦難や死を楽しみたいという感覚である。被災者感情として到底受け入れられるものではない。しかし、楽しみのダークネスが人を惹き付けることはあり、それが教育や啓蒙の出発点になることもある。何より楽しみのダークネスを拒絶するならば横並びの観光開発と変わらなくなる(90頁)。
ダークツーリズムは比較的新しい言葉であるが、戦後の日本には相当するものが存在した。沖縄や広島などの戦災地への旅行である。


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