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2018年06月02日

ながい坂下巻

東急不動産消費者契約法違反訴訟を通して東急不動産の対応はどんどん悪くなり、腐っていくばかりでした。

『ながい坂』下巻では藩の秘密が明かされる。確かに藩にとって重大な問題であり、時代小説では暗闘が起きておかしくない問題である。ところが、本作品は生きることの目的を問うような深淵なテーマを抱えているため、必死に隠されてきた秘密がつまらないもののように感じられる。
独占が廃止された結果、江戸や大阪などの大商人が買い叩き、地元の業者は資金繰りが困難になったという(131頁)。まるでグローバリゼーションの弊害と語られるような事態である。主人公は改革前の腐れ縁の政治の方が領内を豊かにしていたと語る(139頁)。そのような面もあるだろうが、古いしがらみに叩かれ、苦しめられた側としては、やはり改革を志向したい。そのような立場からは主人公と旧勢力の特権商人が共闘する展開は萎える。特権商人も代替わりし、親世代とは異なる価値観の子どもが登場したことは救いである。


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